目標-35㎏!!クマリのダイエットblog

あと-6㎏。50㎏の壁を破壊する!

「カバンの中身」と『東日本大震災の記憶』

どうも~クマリでございます。

今週のお題「カバンの中身」

カバンの中身なんて~人様に見せるようなオシャンティーなモノ入っていないよね~

などと思いつつ見てみた。

 

う~ん。入ってないねぇ・・・(´・ω・`)

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お財布。携帯。爪切り、リップ、薬などが入ったポーチの他に・・・

・密閉袋の中に首下げ式ライト(両手があく)

・笛(身動き取れないとき助けを呼ぶ)

・アルミブランケット、カイロ(防寒)

・45リットルビニール袋(敷けばシート・被ればレインコート・火災時に新鮮な空気を入れる酸素ボンベの代りになりそう)

・携帯トイレ(非常時ならば…)

・大容量モバイルバッテリー(フル充電2回OK)

この他に子供が一緒の時はオムツセットや飲み物・お菓子が追加される。

 

必要最小限の防災セットだ・・・

 

東日本大震災のことを書きます。

当時のことを思い出して辛い方は読むのをお控え下さいませ。

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【2011年3月11日】

 

その日私は大型ショッピングセンターの2階、一番奥にある授乳室にいた。

ちょうど授乳が終わったタイミングで最初の揺れを感じる。

出口まではかなり遠い。

抱っこ紐をしっかり装着しアクリルの仕切り窓は割れるかもしれないと思い、念のため離れ様子をみていた。

 

だんだん揺れが大きくなる『これは大きい』そう感じ周りを確認。

授乳室は個室で区切られている。2階なので潰れる可能性も低い。

ただ今まで感じたことのない激しい揺れ。

聞いたこともないグァングァンと大きな空間が反響し揺れる音を聞いて恐怖を感じた。

 

建物倒壊はなくても、あの天井は落ちてくるかもしれない。

そう思い、子供を前抱っこしたまま四つん這いになり頭を物陰に隠した。

南海トラフか・・・?』

しばらくて揺れがおさまったが、また大きい余震がくるかもしれないと思った私は外に逃げようとした。

 

すると隣の隣の授乳室から泣き声が聞こえた。

「怖い・・・どうしよう」

私より若いママと小さい赤ちゃん。周りには誰もいない。どうしようか迷ったけど声をかけた。

 

『大丈夫ですか?地震大きかったですね。また余震がくるかもしれないから逃げましょう。授乳は済んでいますか?』

「はい」

『じゃあベビーカーには乗せず抱っこ紐を装着した方がいいです。』

その間も赤ちゃんは泣き若いママも半泣きだった。

ママが泣いたら赤ちゃんも不安になるのに・・・

そんな風にも思ったけど、この状況じゃ仕方ないか・・・

 

さぁ行こうと思ったとき揺れがきた。

まずい。さっきよりも大きい!!体が投げ出されるような感覚。

若いママが悲鳴をあげる「キャー怖い!怖いよぉ!!」

 

ダメかもしれない。恐怖が襲う。

我が子の頭を押さえがら、でも私が泣いたらこの子が不安になる。

そう思い、とっさに出てきた言葉は

『大丈夫!大丈夫!神様が守ってくれるよ!大丈夫!!大丈夫!!!』

なんの根拠もなかったけど必死に言い聞かせた。

 

若いママも小さい赤ちゃんも泣き、聞いたこともないような建物が揺れる大きな音。

1歳にも満たない我が子は泣いても不思議じゃない状況。

『大丈夫だよ・・・』と言いながら不安になり子供の顔をみた。

 

すると【にこぉ~っ】と満面の笑みを返してきた。

 

(あぁ…天使の笑顔だ・・・)

 

その瞬間、身体の真ん中から、じわぁ~と温かいもので満たされる感覚になった。

離れた会社にいる旦那。倒壊しているかもしれない古い自宅・・・

不安でいっぱいだったが

 

『大丈夫。きっと大丈夫なんだ・・・』

 

しばらくして揺れがおさまった。

『さぁ行きましょう』

と親子に声をかけた。

 

授乳室から売り場に出た私は思わず足を止めた。

陳列棚から商品が落ち、小さなゲームセンターの機械が倒れ水が流れていた。

 

そして・・・誰もいない。

 

最初の揺れで逃げたんだ。でも外に行けば誰かいるはず。

そう思い、雑然とした売り場を進んだ。

 

するとレジの下などに隠れていた従業員の皆さんが出てきて声をかけてくれた。

ホッとし1階に下りた。

そこには売り物の大きなテレビが何台かあり地震のことをやっていて人だかりができていた。

 

思わず『震源はどこですか?南海トラフですか?』と聞いてテレビを見ると・・・

バツで印された震源場所は三陸沖。

『えっ・・・?』予想もしていないところだった。

そして同時に思ったのが

 

『そうか・・・南海トラフが残っているんだ・・・』

 

あれから日本各地で地震・豪雨・豪雪・噴火・火災・・・等あらゆる災害が起きている。『南海トラフ』に限らず、いつ・どこで被災するか本当に分からない。

だから普段から新しい場所に行くときなど、もしもの時をイメージして対応できるようカバンの中に色々なものを装備するようにはしている。

 

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でも・・・でもね。

 

 

たまに・・・

生きるの辛いな。しんどいな。

私なんか居ない方がみんな幸せになるんじゃないか。

なんて考えてしまうこともある。実はね・・・

 

でも同時にカバンの中には

『生き延びたい。家族を守りたい』

そんな想いが入ってる。

 

ただお守りは入っていない。

 

私のお守りは【天使の笑顔】

 

いつか・・・もしかしたらダメなときが来るかもしれない・・・

でも我が子の、あの笑顔を信じて・・・

私は今日を・・・今を生きています。

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。